女性に攻められるのを望む男性も世の中には結構いるのでは、などと思わせる映画「R100」。そのキーワードの一つ「癖」が話題に。お互いの特徴やファッションについて語り合ううち、自分で気づかなかった癖も見つかりました。

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 ――自分の癖だと思っていることはありますか。

 大森南朋:自分で気づいてなかったんですけど、トーク番組に出させてもらったときに、自分が素でしゃべっているのを見たら、手をすごい動かしている。それは癖でしょうね。

 松本人志:僕は昔から貧乏揺すりがひどいって言われますね。

 ――お互いを見ていて、癖だと感じることは。

 松本:僕もそうなんですけど、大森さんは歩くときに肩がちょっと斜める(斜めに傾く)んですよね。

 大森:あっ、そうですか。

 松本:はい。こう……、何て言うのかな。

 ――昔の東映映画のヤクザみたいな。

 松本:いやいや。あのね、いい、悪いじゃないですけど、どっちかに傾いてるんですよ。

 大森:癖なんでしょうね。初めて言われました。

 ――現場ではどんな監督と俳優でしたか。

 大森:やっぱりすごい存在感というか、スタッフの一番前を走っている感じがありますよね。監督は何が欲しいのかをみんなが気にしている気配がちゃんとある。映画だとそういう現場のほうがすごく進みがいいというか、正しい形なんじゃないかと。

 松本:今回、(大森さんの)役どころが「片山」という、どこかつかみどころのない、それでいて飄々(ひょうひょう)とした男なので、僕が突っ込んで説明することもあんまりなかった。1個だけ言ったのは、この片山の卑怯(ひきょう)さですよね。それは男全般に僕は思っていることなんですけど、それぐらいで。

 ――大森さんが監督に対して、「本当はこうしてもらいたかった」ということは。

 大森:そんなのおこがましくて(笑)。

 松本:やりやすいのがいいのか、っていうのもありますしね。

 大森:そうですね。でも、居心地はよかったですよ。僕はお芝居をしに行っているわけですから、監督が持っている理想というか、イメージの中にいい感じで落とし込めれば、それが一番だと。例えば、あんまり仲よくなりすぎていてもちょっと……、というのもあるじゃないですか。

 ――お二人ともスーツがお似合いです。ファッションにこだわりは?

 松本:僕はいつも言うように、街で気づかれるのは本当にしんどくて。だから、できるだけシンプルというか。(私服は)着たい服よりも目立たない服を着ることが最優先になっていますね。

 大森:僕は割と服が好きで、でも今はもう40も過ぎたので、あまりはしゃがない感じでいきたいなと思っていますけど。

 松本:そう言えば、大森さんってかまないですよね。

 大森:あぁ……、せりふですか。そうですね。

 松本:ねえ。

 大森:あまりかまないですけど。

 松本:NGは1回もないんじゃないですかね。

 ――それはほかの役者さんに比べても。

 松本:少ないんじゃないですか。インタビューのときは意外とかみますけどね(笑)。ねっ? 今も「はしゃがない」が言えてなかったですからね。

 大森:「はしゃがない」……。あーーっ、そうですね。いや、かみますよ。(現場での)接触がそんなに多くなかったからですよね、多分。

 松本:そうかな。そうか、意外としゃべっていないか。ねっ。英語はもうバッチリでしたよね。

 大森:いやいや、それは……(笑)。びっくりしましたね。

 松本:あんときが一番嫌がってたんじゃないですか。英語をしゃべらないといけない場面があるんです、電話で。あんときが大森さん、一番嫌がってましたよね。

 大森:嫌がってました。

 松本:何よりも。

 大森:外国語、わからない言葉でしゃべるのが芝居ではつらいんですよね。勉強しろっていう話なんですけどね。

 松本:特に「怒り」を英語でやるというのがね。

 大森:そうですね。この間も台湾で中国語をしゃべらなきゃいけないところがあって、大変でしたよ。覚えられないですからね、せりふを。なかなか入ってこないですから。

 ――じゃあ、全編英語と中国語の映画で主演とか。

 大森:おおっ、すごいな(笑)。何だよ、それ。オールアフレコにしてください(笑)。