2013年12月4日04時31分
【川口敦子】東日本大震災から4日で1000日目。岩手県大槌町で配られたチラシには、葬儀社が作ったものもある。亡くなった人をどう送り出すか、葬儀が震災前のようには営みづらいなかで、被災地の人々の心は揺らぐ。
町中心部の寺で11月、92歳の女性の葬式があった。納骨のため、参列者が階段を上がって高台の墓に足を運ぶと、廃虚となったままの更地が眼下に広がった。
集まったのは身内だけで約20人。前日の通夜も同じだった。喪主の長男(66)は言った。「大勢で送ってやりたかった。けど、気持ちが追っつかない」
運営に携わる町の葬儀社「はくえい典礼」社長の佐々木博美さん(64)は言う。「これでもやっと、葬式らしくなった」
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