当初の狙いは宗教団体の幹部襲撃か「母親がのめり込み恨みがあった」 安倍元首相銃撃事件の容疑者が供述
2022年7月9日 13時15分
◆首と左上腕部の計2カ所に銃弾が命中した傷
安倍晋三元首相が奈良市での参院選の街頭演説中に銃撃され死亡した事件で、逮捕された元海上自衛隊員の無職山上徹也容疑者(41)=奈良市大宮町3丁目=が、「母親が宗教団体にのめり込み恨みがあった。団体と元首相がつながっていると思ったから狙った」という趣旨の供述をしていることが9日、捜査関係者への取材で分かった。事件前に元首相の別の遊説先にも行ったという趣旨の供述をしていることも判明。奈良県警は動機の解明を急ぐ。
県警は、司法解剖の結果、首と左上腕部の計2カ所に銃弾が命中した傷があったと明らかにした。現場では2回の銃声が確認されており、県警は発射された銃弾の数や構造、入射角度などを詳しく調べる。
山上容疑者が、当初は宗教団体の幹部を襲撃しようとしていたとの趣旨の供述をしていることも捜査関係者への取材で判明。一方で、山上容疑者は元首相に対する殺意があったと認めており、県警は結果的に元首相を銃撃対象とした経緯について調べている。
県警によると、死因は「左上腕部射創による左右鎖骨下動脈損傷にもとづく失血死」。左上腕部を撃たれて動脈を損傷したことが原因だった。搬送先の病院は8日、首に銃創が2カ所あったと説明していたが、県警は首のもう1カ所の傷については、銃弾によるものかは分からないと説明している。(共同)
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